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勇者の冒険(小説Ver)
~第2章~
「ふぁ~ぁ・・・」
勇は眠そうに言った。
「よく寝た・・・」
勇が朝食の準備にとりかかろうとした、そのとき・・・
「やぁやぁ勇さん・・・久しぶりですね・・・」
「・・・・・・!!」
「フフフ・・・驚きましたか?私自ら出向いてきたのですからね・・・」
「ブラックハルト・・・何しに来た・・・?」
勇は構えながらそう言った。
「まぁまぁ、そんなに警戒しないでくださいよ。今日は戦いに来たわけじゃないんですから・・・」
「・・・?じゃぁ何をしに来たんだ?」
「フフフ・・・アナタ、隼人という人をかくまっているんじゃないんですか?」
(やはりブラックハルトが関係しているのか・・・)
「フン、だとしたらどうする?」
「隠さずに出してほしいのですよ・・・」
「やはりそう来るか・・・だが、残念ながら隼人はもうここを去ってしまった。昨日の夜にな」
「・・・・・・。」
「・・・それは残念ですねぇ・・・で、どちらに向かったんですか?」
「まぁ教えてもいいが1つ聞かせろ」
「・・・?何ですか?」
「ナゼ隼人を追っている?貴様と隼人に何の関係がある?」
「・・・・・・。」
「いいでしょう、特別に教えてあげます。」
「彼は、私の秘密の屋敷を見つけてしまいましてね・・・。その屋敷からカギを1つ奪っていってしまったのですよ」
「・・・ほぅ、そこがお前の新しい本拠地か・・・」
「・・・そうなりますね」
「本拠地をいちいち変えるのはどうかと思うが・・・」
「そんなことあなたに関係ありません・・・」
「・・・で、隼人さんはどちらに行ったんですか?」
「・・・・・・、あっちだ・・・」
勇は川の下流を指差した。
「そうですか・・・情報提供ありがとうございました」
そう言うと、森から大量のガイコツ兵士が現れた。
「もうあなたには用はありません。では・・・」
「くっ、そんなこったろうとは思っていたけどよ・・・!!」
言い終わる前にガイコツ兵士達が一斉に飛び掛ってきた。
「さて私は屋敷に戻ることにしましょう」
そう言うと、ブラックハルトは消えてしまった。
~とある屋敷~
「ブラックハルト様、お帰りなさいませ・・・」
「ただいま・・・」
「隼人は見つかったのですか・・・?」
「いえ・・・ですが、じきにここに来るでしょう・・・」
(勇が言っていた昨日の夜に去ったというのは本当のようだが・・・川の下流に行ったというのは嘘だな・・・探すよりも待つほうが早いだろう・・・)
「カギまで盗んでいって、戻ってこないわけないですよね・・・」
「えぇ、なのでモンスターどもをかき集めておいてください」
「心配にはおよびません・・・。今、スライムを強化して凶暴なスライムを作成しているところですので・・・」
「そうですか、私はこれからしばらくの間出かけてきますので、あなたが式をとっていてください」
「わかりました。ではお気をつけていってらっしゃいませ・・・」
「では、行ってきます」
そう言うとブラックハルトは消えてしまった。
「フフフ・・・」
「しばらくは私の天下ですね・・・」
そう言うと、どこからか赤い玉を持ってきた。
「この玉を捜すのもしばらくは楽になりそうだ・・・」
「フフフ・・・私が天下を取る日が少し近くなった・・・」
「ブラックハルトなどに邪魔はさせぬ・・・」
「玉が3つそろえばブラックハルトなど・・・」
「もはや敵ではないのだ・・・」
「フフフフフフフフ・・・」
「世界は・・・この黒の魔術師様の手によって征服されるのだ~~~!!!」
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