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ウイーン・フィル ニューイヤーコンサート

 投稿者:三浦小太郎  投稿日:2009年 1月 4日(日)09時59分14秒
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  クラシックファンならおなじみの、ウイーン・フィルによるニューイヤーコンサートを一杯やりながらテレビで観ました。指揮はダニエル・バレンボイム。イスラエルを支持していながらパレスチナへとの平和実現、独立支持を訴え、パレスチナとの和解のために、アラブ、パレスチナ、イスラエルの若手音楽家の合同からなるオーケストラを指揮、音楽家としての訴えを行ってきた人。

これは、あくまでも好みの問題ですが、指揮自体は、正直私にはいまいちであった。
ヨハン・シュトラウスのワルツである。かつ正月の縁起物である。私はテレビの前で酒飲んでいるのだ。もっと何というか、軽やかに、かつムード音楽としてやってくれないとなあ。
堂々とした重厚なリスム、思いいれたっぷりのメロデイーの歌わせ方、こういうまるで大交響曲を指揮するかのような姿勢では悪酔いしてしまうのである。まあ、こういう演奏を好きな人も多いんだろうし、演出は良かったし、それはそれで趣味の問題。

ただ、これは本当に感動したのは、バレンボイムが指揮台から新春のメッセージとして、はっきりと中東和平を訴えてくれた事。イスラエル批判とか、そういう政治的発言はしなかったし、こういう場ではするべきでもないと思うが、世界に平和を、そして、中東に正義を、という趣旨のことをはっきりと述べた。

「正義」という言葉が果たして相応しいかどうかはわからないが、少なくとも、バレンボイムのこれまでの行動や発言を知る物として言えば、これはイスラエルの姿勢とハマスの姿勢の双方への言葉である事はわかるし、彼の立場からすれば双方から批判される危険性を知った上で語っていると思う。もし、単に中東に平和を、といったほうが誤解もされないし特に決まっている。ただ、じゃあイスラエルの圧倒的な軍事的圧力下で「平和」が実現したら、それは真の平和ではない

当たり前のことではありますが、今回のイスラエル政府の行動を支持しているイスラエル国民も多いだろう。しかし、必ずしもそれがすべてではない。バレンボイムが、ここで今の事態を憂慮している事を世界のテレビの前で語った意義は決して小さくはない。演奏への不満はもう吹き飛んだので、今年はバレンボイムが指揮してくれて本当に良かった。
 
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