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中核派の記事については、たまたま『かけはし』に出ていた「コラム」が目に止まったので紹介してみたまでのことです。『かけはし』でも主要記事ではなく、編集者のひとりが「コラム」でチクッと刺した程度のことに過ぎません。それがこんなに盛り上がるなんて思ってもみませんでした。(*^-^*)
現実問題として橋下躍進はドイツにおけるナチスの躍進に比較できる緊急の重大事件です。
人は本質的には「保守的」なのです。よっぽどの事がない限り、安心して生活ができる限り、あるいは心配事でも許容範囲に収まっている限り「自分の今の生活を守る」のが当たり前。だから自然と「今の政権」である保守政党を支持するのです。民衆が何か「新しいもの」に惹かれるのは決して興味本位ではなく、まさに「安心して生活ができない」状態、心配事が許容範囲を超えて来ている状態にある事を示しています。
人々が不安にさらされる状態になった時に「新しい提案」が提示される。「小泉改革」がそれでした。しかし小泉は日本経済の格差をさらに押し広げ、庶民の生活を没落させた。民主党鳩山政権も「新しい提案」であり、人々はそれに期待した。しかしその期待は裏切られ、菅・野田によって結局自民党小泉改革路線へと回帰しています。
大阪ではハシズムの危機に対抗して共産党が初めて自派の候補を下ろしてまで保守の応援に回り、事実上の「反ハシズム統一戦線」が登場しました。しかしその「統一戦線」は結局何の目新しいものも提示できず、ただ「反橋下」にしか見えなかった。選挙の争点は「新しい解決手段は何か」であるべきでした。経済危機、そこから来る政治危機に対して、「新しい回答」が求められていました。しかしその回答を提示できたのは橋下側だけだったことが敗北の原因であったと思います。つまり庶民の目には「反ハシズム統一戦線」は単なる「改革反対派」に見えたのです。
フランスの2002年の大統領選挙を思い出します。それまでは保守派と社共とが政権交代を繰り返しながらも両派とも新自由主義政策をとっていたため貧困と格差が拡大していた。その中でのフランス有権者票は、保守・社共の外側で「新しい解決」を提示していた極右と極左へと流れて行きました。その時LCR(第四インター)も躍進しましたが、右派がルペン国民統一戦線へと大量に流れたことで社会党が決戦投票に残れず、保守派と極右との決戦となってしまった。今回の大阪ダブル選挙の本質的動向もこれと似たものです。しかしフランスと比べて一層悪いのは、ハシズムに対抗し、現状維持の保守派にも対抗する「新しい回答」をもった勢力が登場できていないことです。
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