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ミサイルとロケットの違い

 投稿者:まっぺん  投稿日:2016年 2月16日(火)21時13分45秒
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  新聞やテレビで、「専門家」ヅラした御用学者が、「ミサイルとロケットの違い」を解説してましたが、なんとインチキな解説をするのだろうと思って観ていました。

このインチキ御用学者たちは一様に「周回軌道を回る飛び方」と「弾道(放物線)を描く飛び方」という分類を持ち出してきました。まぁ「北朝鮮の発射したのはミサイルで、ロケットじゃない」と言うためにデッチ上げた分類としか思えませんけど、その基準に照らしても、朝鮮が「何か」をどうやら地球周回軌道に乗せることが出来たらしいことを考えれば、これで「ミサイルではなくロケットだ」という事が、「彼らの分類」からでも明らかです。そうすると彼らは次に「いやいや、人工衛星なら何かの信号を発していなくてはダメだ」とか言いだしています。何の信号も発しなくても、「人が地球周回軌道に乗せることに成功したものは、文字通り「人工の衛星」なのですから(惑星の回りを回るものは全て衛星)、今回発射したのは問題なく「ロケットである」と言うことが言えます。

第二次大戦後、すぐに冷戦構造のもとでの東西対立が激しくなりますが、その中でソ連はロケット開発技術においてアメリカよりも一歩進んでいました。世界で初めて人工衛星を飛ばし、次に犬を乗せ、そして人間を乗せて地球周回に成功しました。アメリカはまだそこまで技術が無かったためソ連より約1ヶ月遅れて有人飛行に成功しましたが、それは地球周回ではなく弾道軌道に過ぎませんでした。つまり最初の御用学者たちの分類に照らしてみれば、アメリカが飛ばしたのは「有人ミサイルであってロケットではない」という事になりますね。また戦後日本が開発してきたロケットの歴史の最初は小さな「ペンシルロケット」でしたが、こんなに小さなものが成層圏を超えて周回軌道にまで到達するはずがない。それなら「ペンシルミサイル」と呼ぶべきなのだろうか? ばかばかしい! こういうすぐボロが出るような御用学者のインチキ解説はヘドがでる。「知らない人は騙せる」と思ってるなら悪質極まりない。

そもそも「ロケットかミサイルか」の分類が「地球周回軌道か放物線軌道か」だというのが間違いです。液体または固体燃料を使い、その燃焼のために外部の空気を使わない飛行物体はすべて「ロケット」です。ドイツのフォン・ブラウン博士が月への到達を夢みてロケットを開発したのは有名ですが、そのロケットはナチスドイツによって「V2」ロケットとして使用されました。また第二次世界大戦後期にはアメリカもすでに「ロケット弾」を開発していて、沖縄戦でも盛んに使われました。当時は「ミサイル」と呼ばず「ロケット弾」と称していた。つまり「ロケット」ということばは噴進装置による飛行物体の事であって、一方「ミサイル」という言葉は「飛ばす兵器」一般の事です。またミサイルにはロケットエンジンもジェットエンジンも使われるのだから、結局両者は「対立する概念」ではありません。

こういうインチキな分類によって朝鮮敵視がマスコミにまで蔓延している事に非常な危惧を覚えますね。とても危険な兆候です。
 
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