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トロツキー研究所が閉鎖される!

 投稿者:まっぺん  投稿日:2018年 1月26日(金)16時54分18秒
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  トロツキー研究所閉鎖のお知らせを受け取りました。
 ロシア革命をレーニンと共に成功させ、社会主義の未来に希望を与えたトロツキーは、その後のスターリンとの党内闘争、またソ連邦からの放逐後も国際左翼反対派を結成し、コミンテルンの堕落に代わる第四インターナショナル創設まで、常に世界の階級闘争に多大な貢献をしてきました。
 ソ連・東欧圏の崩壊は、マルクス以来築かれてきた社会主義への希望を頓挫させ、我々は大きく後退した時点から再び運動を始めねばならない段階にありますが、その中でトロツキーが取り組んできた運動の成果とそこに示される思想的業績は、一方では様々な問題点を含みつつも、いまだに汲み尽くせぬ多くの教訓に富んでおり、ローザ・ルクセンブルク、アントニオ・グラムシ、ジョルジュ・ルカーチ、毛沢東、エルネスト・チェ・ゲバラ、ボーグエンザップ他、幾多の革命の闘志たちの業績と共に学び、研究されるべき対象であると信じます。
 しかるに、私も「不良会員」であったトロツキー研究所が閉鎖され、『トロツキー研究』が発行終了となってしまったのは残念でなりません。この上は、これまでの研究所の27年間の業績を、多くの人々が共有できる財産として保管されることを望みます。つきましては心ある皆さまからのカンパをお願いします。
●振り込み先(郵便局)
口座番号:00130―1―750619
口座名義:トロツキー研究所


トロツキー研究所閉鎖のお知らせとカンパのお願い

 トロツキー研究所は、一九九〇年一一月の東京でのトロツキー没後五〇周年の開催を受けて、一九九一年に創設されました。多くの活動家、研究者などが創設に力を貸してくれました。それ以降、二七年間にわたり、定期刊行物の『トロツキー研究』と『ニューズレター』の発行を中心に、さまざまな研究会の開催、トロツキーやトロツキズムに関する出版物の刊行などの活動を続けてきました。その中で、トロツキーやその他の同時代のマルクス主義者たちの未邦訳分権を大量に翻訳し、新しい研究成果を紹介したり、トロツキーに関するオリジナルの研究論文に発表の場を提供してきました。
 ご存じのように、一九九〇年前後を境ににして、東欧とソ連邦の崩壊、それを利用した「社会主義の終焉」という大合唱、新自由主義と帝国主義的グローバリズムの全世界的な攻勢は、社会民主主議やスターリニズムを中心とする主流派の左翼運動や労働運動のみならず、左翼の運動全体に重大な打撃を与え、十月革命に代表されるこれまでの新旧の社会主義運動の一時代が終わったことを示しました。その中で、当研究所は、「歴史の終焉」論にくみすることなく、マルクス主義の根本的な再建とその批判的発展のために。ささやかながら努力を続けてきました。とくに、ペレストロイカ以降に公表されるようになった新しい資料などにももとづきつつ、トロツキーの思想の多様な側面を研究紹介し、同時代のマルクス主義の豊かな遺産の一端を明らかにする上で、研究所は大きな役割を果たすことができたと自負しています。
 しかし、この新自由主義の席巻とマルクス主義の衰退の波は研究所を取り巻く環境をますます過酷なものにし、研究所の運営を年々難しいものにしてきました。また、その間、創設以来、本研究所の所長を務め続けた塩川喜信氏や、『トロツキー研究』に多くの論文を寄稿していただいた上島武氏をはじめ、研究所を支えてくださった多くの会員が亡くなったり、高齢や病気のせいで支えられなくなったりするようになっています。そうした状況の中で、会員と定期購読者の数は年々減り、最盛期には約300人もいた会員と定期購読者は現在では150人を割り込む数となっています。それによって、研究所の定期収入は大きく落ちこみ、何度も特別カンパを要請したり、また『トロツキー研究』の発行回数を減らし、さらには、コピー機のリース契約やインターネットや電話の契約も解約したりして、何とか研究所を財政的に維持することに努力を重ねてきましたが、それもしだいに困難になってきました。『ニューズレター』の印刷費や郵送費、電気代や水道代などは、この十数年、基本的に事務局員による個人的負担でまかなわれています。しかし、このような財政負担も限界になってきました。
 またこの27年間に事務局員も高齢化し、期日通りに発行することがしだいに困難になっています。会員、定期購読者のみなさんにご迷惑をかけているように、この数年はほどんど期日通りに発行されず、しばしば年をまたいで発行がずれ込む事態になっています。
 こうした状況の中で、まことに残念ではありますが、昨年2017年にロシア十月革命100周年を迎えたことをひとつの区切りとして、今年2018年いっぱいでもって、トロツキー研究所を閉鎖することにしました。『トロツキー研究』については、2017年の秋冬号と年末に発行される予定の第73号が最終号になります。
 27年間にわたって、当研究所を支えてくださった、会員、定期購読者、支援者のみなさま、また『トロツキー研究』に論文や翻訳を寄稿してくださったみなさまに、この場をかりて改めて深い感謝を申し上げます。
 なお、研究所の閉鎖にあたっては、研究所の出版物や、この間に集めた膨大な著作や資料、またトロツキー研究所に保管されていた大屋史郎文庫などを、できるだけPDFというカタチで電子化して保存したいと考えております。そのためにはPDF化のための膨大な費用がかかり、また研究所の閉鎖に際してのさまざまな雑費も必要になります。そこで、会費や定期購読費とは別に、みなさmqあからの特別カンパをお願いしたqいと思っています。1口5000円で、できるだけ多くの口数のカンパをお願いします。また、今回カンパしていただいた方には、研究所の分権や資料を何らかの形で利用できるようにしたいと思っています。研究所の乏しい財政事情を御理解の上、なにとよろしくお願いします。

2018年1月24日
トロツキー研究所事務局
 
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